海が近い家は「素材選び」で寿命が変わる。
- 2 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは、杉山です。
いつもご愛顧いただき、ありがとうございます!
今回は、海沿いの住宅について少しご紹介できればと思います。
海の近くに建つ家は、開放感や眺望といった大きな魅力があります。 特にいわき市の沿岸エリアでは、海を身近に感じられる暮らしに憧れて
住まいを構える方も少なくありません。
しかしその一方で、海沿いの住環境には内陸部とは異なる厳しさがあることも事実です。
とりわけ注意したいのが「塩害」です。
この塩害対策をどう考えるかによって、住まいの寿命は大きく変わります。

潮風に含まれる塩分は、目に見えなくても確実に建物へ影響を与えます。
外壁や屋根に付着した塩分は、金属部分の腐食を早め、塗膜の劣化を促進させます。
ガルバリウム鋼板や金属サイディングは耐久性の高い素材として知られていますが、
海沿いでは塩分の影響を受けやすく、
メンテナンスを怠ると想定よりも早く錆が発生することがあります。
また、屋根の板金部やビス、雨樋の金具、シャッター、エアコンの室外機など、
さまざまな箇所に塩害は及びます。

ここで重要になるのが「素材選び」と「塗料選び」です。
海が近いエリアでは、一般地域向けの標準仕様ではなく、
耐塩害性能を意識した部材を選定することが望ましいと言えます。
例えば、「錆びにくいステンレス製の金物を採用する」
「下地に防錆処理を施す」「耐候性の高い塗料を使用する」など、
ひとつひとつの選択が将来のメンテナンスコストに直結します。
外壁塗装や屋根塗装においても同様です。
塗装は単なる色替えではなく、建物を保護する「バリア」の役割を担っています。
塩分や紫外線、強風にさらされる海沿いの住宅では、
耐候性・耐久性に優れた塗料を選ぶことが非常に重要です。

フッ素系塗料や無機系塗料など、グレードの高い塗料は初期費用こそ上がりますが、
塗り替え周期が長くなり、結果的にトータルコストを抑えられるケースもあります。
また、塩害地域では「劣化が早い=すぐ傷む」というわけではありません。
正しく施工され、適切なタイミングでメンテナンスを行えば、建物は十分に長持ちします。
問題は、塩害リスクを想定しないまま
一般地域と同じ感覚で素材や塗料を選んでしまうことです。
数年後に錆や色あせが目立ち始め、「こんなはずじゃなかった」と
後悔するケースも少なくありません。

さらに、海沿いは湿度が高く、風も強い傾向があります。
湿気は外壁内部の結露やカビの原因になり、強風は塗膜の劣化を早める要因になります。
こうした環境条件を踏まえ、下地処理を丁寧に行うことや
通気を確保する施工を徹底することも欠かせません。
塗装工事は仕上がりの美しさに目が向きがちですが、
本当に差が出るのは下地処理や工程管理といった「見えない部分」なのです。
海の近くに家を建てる、あるいは住み続けるということは、
自然と共に暮らすということでもあります。
その魅力を長く楽しむためには、立地に合った仕様を選ぶことが何よりも大切です。
海が近い家は、決して弱いわけではありません。
ただし、素材選びを誤れば寿命は確実に短くなります。
逆に言えば、適切な素材と塗料を選び、計画的にメンテナンスを行えば、
海沿いでも安心して長く住み続けることができます。

私たちは地域の気候や風向き、塩害の影響を踏まえた上で、
最適な外壁・屋根塗装のご提案を行っています。
大切なのは、今だけでなく10年後、20年後を見据えた選択です。
海のそばで心地よく暮らすために。
まずはご自宅の状態を知ることから始めてみませんか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
杉山では、個人のお客様から法人のお客様、
一般住宅から会社やビル、店舗に至るまで
屋根、壁、屋上、附属部分のお悩みやご相談を承っております。
定期点検などのご要望もお気軽にお問合せください。


コメント